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白布温泉の歴史

 正式名称は白布高湯温泉。古くから福島の信夫高湯、山形の最上高揚(蔵王温泉)とともに奥州三高湯の一つに数えられ昔から『三湯湯治』と呼ばれて「三温泉全部に宿泊すれば100年長生きできる」と言われて賑わいました。

 最上川の源流の山間(海抜820m)に湧き出、大自然に囲まれた静寂の中に独特の情緒を持つ標高900メートルにある爽涼の地。西暦1312年の開湯で、白斑の鷹がこの温泉で眼病を治したことから名付けられたと云われています。その後、江戸中期以降は米沢藩内の代表的な保養地として親しまれてきた歴史ある温泉地です。

 白布の名の由来は先住民語で「霧氷のできる場所=シラブ」という意味からつきました。また遠い昔病いに侵された白い斑点の鷹が 湧きでる豊富な湯につかりみるみる病いを治したことから「白い斑点の鷹の湯」で『白斑鷹湯』という説もあります。

 6㎞下にある「大白部」「小白部」の部落の呼称に合わせて『白部高湯』。※「大白布」「小白布」の「布」の字は『部』を使った時代がありました。

そんなに遠くない昔話

700年以上続く白布温泉。これも先人たちの「湯への思い」「この地への思い」があってのこと、その思いを受け継ぎ伝えていかなくてはなりません。そんなに遠くない白布の昔話です。

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STORY1

なめこ山

語り部/西屋旅館 遠藤央子

現在のスカイバレー頂上の近くにあった、標高1200mほどのヨド沢~錦平の間。2人ほどが交代で木小屋に2~3日寝泊まりしながらなめこを採った。マタギのような写真の男性は小白布のおじいちゃん。

STORY2

うばゆり

語り部/西屋旅館 遠藤央子

現在の西吾妻スカイバレー頂上の近くにあった、標高1,200mほどのヨド沢~錦平の間にある谷間。山歩きに慣れた二人ほどが近くの木小屋に2~3日寝泊まりしながら「なめこ」や「きのこ」などを採った。

​写真:昭和23年1948年ごろ

STORY3

フォードタクシー

語り部/西屋旅館 遠藤央子

大正15年頃、現在の今村タクシーの今村八助氏が、ハイヤーの試運転を開始、昭和2~3年頃、当時は珍しいフォード車で1日2往復定期便を運行した。(定員6~7名)昭和14年にはフォード車から銀バスに代わり、以降現在の様式に受け継がれていった。

STORY4

小深沢橋

おぶかさわばし

語り部/西屋旅館 遠藤央子

もともとは丸太橋だったが、昭和10年に大雨で損壊。全部取り壊し、コンクリート製の頑丈な橋に工事し直した。